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Title:時代の変化を受け入れる知恵と能力

Name:マウラナ・シャイフ・ナジム・アルハッカーニ

2011年6月25日 キプロス レフケ

毎日、現れる現象は違います。今日は昨日のようではなく、明日のようでもありません。それぞれの日が違う内容なのです。昨日起こったことはもう過ぎ去ったことで、今日は起こり得ません。今日、今はまるで「al fulk al mashoon」(36:41)他の船が波止場に来てしまっています。荷を降ろし、渡して必要なものを積んで航海に出なければいけません。明日にはまた別の船が来て、積み込まれ、ギブ・アンド・テイクしていきます。意味はつまり、ある一日は他の日のようではない、ということです。

したがって今日では信仰者はこういう人です。その人はその日に起こった現象と共に行きます。水の流れと共に信仰者は進みます。思慮のない者はそれに逆らっていこうとします。おお、息子よ!そんなことはありえないのですよ。あなたは流れと共に進むべきです。逆らおうとしても思ったようにはなりません。

今日では人々の多くが流れに逆らおうとしています。易しい道を選ぼうとは全くしません。どこへ行っても問題だらけなのは何故でしょう?彼らは流れに逆らおうとしています。「流れに逆らおう」と言うのはどういうことでしょうか。彼らは今日の現状を明日に移行したいのです。全く同じ状況に。それはありえません。今日の役割は違うのです。明日の起こることは違います。

今が夏ならば3ヶ月間です。3ヶ月過ぎた後に秋が訪れます。もし秋に夏と同じ状況にしたいと物事を進めて、全く同じ方法で当てはめようとしたら、それは可能でしょうか?不可能です!秋の次には冬が来ます。冬の現象はまた違います。いくら秋と同じ気候で続けたいと言ってもできません。冬…12ヶ月全部の月を冬にすることもできません。冬が終われば次のサイクルに変わります。春が来れば春の現象は違います。「全部が同じでないといやだ!」と言っても、息子よ、ありえないのです。

どうしてこういった人々は成功できないのですか?知恵(Hikma)がないからです。Hikmaを知りません。夏と冬が同じでしょうか?また秋と春は同じでしょうか?ありえません。Hikmaを知らない者は沈んでしまいます。そこにいて、そこから出てこられません。したがって、その時の現象はとても大事です。今日の役割は違います。明日の役割は違います。私達はそれに応じて行動するのです。どうやって車のハンドルを握りますか?もしまっすぐな道の途中で、このように手を離してしまって上り坂も下り坂も同じように運転したらどうなりますか?もしカーブにさしかかったら100回も転がり回って落ちてしまうでしょう。100回…。

あなた方は状況を見極めるべきです。全能なるアッラーは少なくとも四季をサインとしてあなた方に見せています。あなた方は(四季に従って)変わるでしょう。同じではいられません。若者は違うし、中年層は違うし、高齢者は違い、老齢は違います。

人々は知恵がありません。ただまっすぐ進もうとしますがそれはできません。道にはカーブがあるので転げ落ちたら再び立ち上がれません。アッラーが守ってくださいますように。

今日では誰もがこのようになってしまいました。Hikma(知恵)を知らないのです。これは学校で最初に教えられるレべきッスンです。Hikmaを教えるべきです。この世でこの知恵には終わりがありません。人々にとって数え切れない恩恵があります。この知恵は全て人間への恩恵です。アッラーがこの知恵を創られました。

しかし彼らはこれを教えずに、間抜けな本を開きます。中身はくだらないことばかりです。何故くだならいことを書くのでしょうか。宝石があるのに、宝石を取り除いて教えているので生徒達は探して見つけ出すことができません。何千人もの生徒が卒業してから、どうしたらよいのかわかりません。いったい何を勉強したのでしょうか?そして何のために勉強したのでしょう?青春時代を無駄に過ごしています。物質的にゼロどころか霊的にもゼロです。何のために何を学んだのでしょうか?彼らには「優」、「良」、「可」などとグレードがつけられ、まるでジムのようです。ナンセンスです。そこから離れなさい。変わらなければいけません。あなたが変わるのです。夏を知らない者は冬を知ることはできません。冬を知らないものは夏を知ることはできません。

生徒にあなたはなにを教えますか?生徒はレポートを持ってきますが中身はくだらないものです。子供はそんなもので世の中を生き残れません。学位をとって卒業証書と呼ばれるものをもらいますが、何のためですか?その文書が子供が何か学んだということを証明できるからです。Shadatnama(証明書)がこの子供はこの学科を学んだので応用できると示します。

子供達は今何をしていますか?4万人の仕事をしていない子供達が存在します。少なくとも4万人。彼らは何を学んだのでしょう?何を学んだのですか?彼らは学んだことを何も教えることができません。レポートと呼ばれるものは全てナンセンスです。

学長、副学長、教師等々・・・、全くばかげたことを誇示しています。誇示する、それがあなたのランクですか?この子供は世の中で今なにをしているでしょうか?あなたはこれらの子供達に数年かけて教育しました。5歳のときから取り上げて、今彼らは20歳です。15年間。この子供は世の中で何をするのですか?何ができますか?できることを何も学んでいません。学んでいたなら何かできるでしょう。あなた方は何を教えたのですか?こういうことです。

したがって変わらなければいけません。彼らは変えると言うでしょうが・・・、人生というものはいろんな局面に遭遇します。それはいつも同じではありません。人生の局面から彼らは何を理解していますか?ただ学校で勉強したこと、または学校で教えることだけです。それではいけません。あなた方は学校で世の中に通用することを教えていないのはナンセンスです。教えてください。この子供は今何をしていますか?彼はできることを何も知りません。どうしてできないのですか?「おお、シャイフ・アフェンディ、私達はどうしたよいのですか?」彼らは自分自身をごみのような無価値なものとしています。あなたはこれを教えるべきでした。人生のために子供達に何を教えましたか?一番生産的な少年時代に、火のような心を持っているときにあなた方は何一つ与えることができませんでした。宝石を与えることができていたなら、子供達はその宝石を持ってやりくりできたでしょう。今何を持っていますか?仕事のない少年達、何千人もの生徒達、通りでぶらぶらしているのは何のためですか?彼らには順応性がありません。何にも順応できないなら、シャイタンが彼らを悪行に順応するように導くのです。シャイタンの悪行に順応するように学校に行くことは果たして必要ですか?

家でも同じです。これらの道具(?)は多くの子供達にシャイタンのすることを教えています。これは腐敗です。おお、義理の息子・・・。それは変わっていくでしょう。私達は変わるでしょう。これは行くべき道ではないからです。だから私は他のサハバの時にも話しました。

ドゥニア(この世)というのは良いところに連れて行ってくれる道ではない。ドゥニアの道の先には出口がない。これは私達だけに限らず、世界中全てこういう状態なのです。世界中の人々は皆、彼らの道には出口がありません。終わりです。彼らは何を待っているのでしょう?彼らは互いに争って死ぬための会戦を待っています。私達は争うためにこの世に来たのですか?または、何か学んで貢献するために来たのですか?それならば彼らは「あなたのために、そしてあなたの役に立てるように!」と言うでしょう。

アッラーが私達を許してくださいますように。これで十分です。これは大事な宣告です。この言葉を学長に伝えなさい。教育機関に、政府に・・・。あなた方は私達の人生を終わらせ、私達はこれらの子供達のために、終わります。私達はあなた方に彼らを預け、あなた方は子供達を以前より5倍悪く教育する手助けをします。今私達はどうしたらよいでしょう?

私の手の中にはいくらかのお金があったとして、この子供に渡します。彼はそれをどう使いますか?子供達はピル(ドラッグ)に使います。あなた方の元へ来るときにはすでにトラブルに陥っています。彼らはドラッグを使用し、あなた方は若者達にピルを使うことを教えます。何のために?そうしてあなたのサルタンの地位(あなたの権力)が続けられます。あなた方はピル(ドラッグ)作り、彼らを中毒症にしています。かれらはゼロになるまで続けるでしょう。

アッラーが私達を許してくださいますように。そして指導者を送ってくださいますように。

ファティハ

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